アジャイルサムライ−達人開発者への道− を読んだ

突然ソフトウェア開発の方法論とか思想の話に興味ができたので,
アジャイルサムライ−達人開発者への道− を読みました.

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はじめに

自分がプログラミングを始める前からよく言われていた「アジャイル開発」とかいう単語.
いい加減ちゃんと勉強してみようと思ったのでとりあえず本を読んでみた

思ったこと

アジャイルとは開発手法の一つではなく,開発手法の総称,手法の思想的なものであると感じた.
目標とすること,思想にマッチしプロジェクトの特性に合うことであれば柔軟に取り入れ,効率化をはかっていく.
逆にアジャイル開発に含まれる道具でも,プロジェクトの特性に合わなければ使わないというのがアジャイルの流儀っぽいと感じた.

要約メモ

ここからは要約です!
かなりポエム!

プロジェクトのスタート期

アジャイル流今からコンテンツを作る時の流儀/方法には次のようなものがある

柔軟なチーム

役割はあっても担当はない. メンバーが柔軟に幅広く対応していく.
脱線しますが,これは俺の仕事じゃないから...とかやらない だとか逆に, これ苦手だからやりたくない!イエーイ!みたいなのはよろしくないですよね.

インセプションデッキを使って全体で共通認識を作る

プロジェクトの全体像をはっきりさせ,メンバーの認識を統一し,価値観を共有することはチーム作業をするなら一番大事ですね...
インセプションデッキというもので全体像をはっきりさせましょう とかいう話
ここに詳しくまとまってます.
プロジェクトを始める時にオススメのインセプションデッキの紹介 | toyoshiの日記

ユーザーストーリーを使ってやることを明確に

やることが見えていると安心するし,やることを一つ一つプチプチ終わらせていくのって快感ですよね(私はそうです)
作る時は自分たちだけで考えずに,ちゃんと顧客(そのプロダクトを届けたい人)を入れて考えていきましょうね〜 とかいう話
この記事が面白かったです.
簡単!楽しい!5分でわかるユーザーストーリーマッピング(User Story Mapping) - Qiita

プロジェクトを回していくぜ!期

アジャイル流よし,今からものを作るぜ!プロジェクト回すぞ〜!な時の流儀/方法には次のようなものがある

イテレーションを回すぜ!

二週間程度の期間を決めてプロジェクトにメリハリをつけていきましょう...!
あとは必要以上の分析を行わないようにしよう...
イテレーションnで計画したことを,イテレーションn+1で実行していく.
脱線しますが,分析とか勉強ばっかりやっていても物はできないし,物ができてこそ見えてくる世界がありますね... 百聞は一見に如かず 的な .

意思疎通!フィードバック!で風通しをよくしよう!

人々が協調して働く上で意思疎通はとても大事です. それはそう. という話ですね.
作ったプロダクトのフィードバックもちゃんともらって軌道修正もちゃんとしつつ,必要ならストーリーとかデッキを作り直してしまえ!
よくある意思疎通/フィードバックの方法にはこんな感じがあるよ

貼りものを使って状況が見えるように!

リリースボードやストーリーボード,バーンダウンチャートを壁に貼り付けるなりして,常に進捗状況が見えるようにしましょう.

プログラミングの進め方

これはよくわかっている話ですが,

  • テスト自動化をする
  • リファクタリングを細かくやって,技術負債を貯めない
  • CI/CDをしましょう

をしましょう. という話.
ところで最近ようやく自分の小さなプロダクトを作る時にテスト駆動開発ができるようになってきました. 嬉しい.

まとめ

良書でした.
でも,これ,当たり前の話じゃない?