第11回 情報危機管理コンテスト 参加記

2016年5月19日から21日にかけ、和歌山県白浜で開催された第11回 情報危機管理コンテストに
チーム fukuitech として参加し、優勝、経済産業大臣賞を受賞しました。
www.riis.or.jp

情報危機管理コンテストとは

競技内容について詳しく書くことができないので、大会公式の説明を引用する

参加チームの皆さんに顧客企業の情報システムの管理会社の役目を果たしてもらいます。競技時間中に、次々とトラブル(システム障害や顧客や外部の人からの苦情など)が発生します。これらのトラブルに対していかに適切な対処を行い、問題を解決できるかを競います。

決勝戦について | 第20回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム&第11回情報危機管理コンテスト

きっかけ

知人に「1次予選を通過したのは良いが、メンバーの枠が2人分空いているから参加しないか?」と誘っていただいた。

情報セキュリティ技術についての知識に自信がなかったため、自分が参加してもいいのか悩んだが、
セキュリティ技術について勉強する良い機会でもあるし、競技プログラミング以外のコミュニティの雰囲気も知りたかったので、参加することに決めた。

大会に向けて頑張ったこと

サーバ管理の知識をつけた。
セキュリティに関しての勉強をした。

2次予選

競技の内容について詳しく話すことはできないが、すごく冷えた。
まぁ2次予選落ちかな...とか思っていた。

2次予選結果発表

メールで2次予選通過のメールが来ていることを知人から知らされて、とても驚いた。
メールを見て、冗談じゃないことを知り、声を出して笑った。
ただ、自分の実力で決勝戦に参加したらズタボロのボッコボコにやられて精神的に死ぬ羽目になるのではと思い、お腹がだいぶ痛くなった。

決勝戦に向けて

学校に公欠の申請を必死こいてやった。
手続きをしてくださった教員から「まぁここまでやったんだからなんか賞をですね...」のようなことを言われた。
結構プレッシャーになった。こんなでかい賞をとったんだからなんか期待してます(嘘)
また、2次予選での経験をもとに対策を行った。

決勝戦

大会内容は詳しく(ry
なので、それ以外の部分について書く。
はっきり言うと、大会以外の部分で大幅にHPやMPを削られた。

宿

ホテルシーモア...ではなく、大会側が用意した別の民宿に4人で泊まった。
お風呂にムカデがいたとか、部屋に蚊がたくさんいたとか、部屋に冷蔵庫がないとか、コンセントが2口しかないとか、バスタオルが用意されてないとかとかとか!!!
ここまでの環境だとは聞いてなかったので、HP(体力)とかMP(気力)を大幅に削られた。せめてバスタオルがないことは書いておいて欲しかった。
次回からこのような環境になりそうな時は必ずバスタオルを持って、最悪野宿でも行けるような装備で行きたい(嘘)

さすがにお風呂に入れないのは困るので、近くの日帰り温泉でお風呂に入った。これでHPやMPをある程度回復できたのが優勝の一因かもしれない(?)

食事

初日の夕食や、2日目の昼食に冷えたお弁当が出てHPやMPが削られた。
だが、2日目の夕食はバイキングでとても美味しかった。

この2つの理由で、「金沢から白浜まで長時間かけて移動して、しかも交通費も満額支給されず、さらに宿や食事でここまで辛い目にあうとか...。
絶対に経済産業大臣賞をとって元を取ってやる...」
という気持ちになった。さらにこの言葉をしばらくブツブツ呟いていた。

結果発表後、チームメイト氏に「まさか本当にたわしの言っていた通りになるとは思わなかった」とか言われた。

結果発表

優勝 経済産業大臣賞を受賞しました。

正直経済産業大臣賞は取れないだろうなあとか思っていたため、死んだ目をして表彰式にいた。
経済産業大臣賞が取れた時は事態が全く飲み込めず、「これは夢なのでは」とか、「あーついに頭までおかしくなったかなぁ」とか思った。
1日経ってブログを書いている今でもまだ「なんか大変な賞をもらってしまった」程度の認識、やっぱり私は頭がおかしくなってしまったのだろうか。

これから

CTFのプロの方々など、情報セキュリティのコミュニティと接することができたのはとても良い刺激になった。
セキュリティの分野にとても興味が持てたし、様々な企業がセキュリティ技術者を必要としていることがわかった。
今後はセキュリティの分野の勉強をしていきたい。